青い銀杏の会 青銀会
Cultivating Community of Practice:青い銀杏の会は、大学発ベンチャービジネスの創造的な新事業や製品・サービスの開発を支援し、大学間・世代間交流、産学官連携推進及び大学発ベンチャーの活性化に関する事業を行うことにより、地域ならびに世界の発展に寄与することを目的としています。
概要
設立:2005年2月
大阪大学発ベンチャーを中心にゆるやかなネットワークを形成

「青い銀杏の会」設立趣意書 −発起人一同−

大学の教育研究者たちが自らの研究成果をもとに会社を設立しようとする、いわゆる「大学発ベンチャービジネス」の試みが、広く社会に認知されるようになっただけでなく、新たな産業発展への可能性として、強く期待されるようになってきています。大阪大学においても、起業家精神が豊富な教員たちによって、既に50社に上がるベンチャービジネスが設立され、関西のみならず日本全国から、これら大阪大学発のベンチャービジネスに大きな期待が寄せられています。そうした期待の背景には、大阪大学発のベンチャービジネスの多くが、先端技術を活用する研究開発型であり、かつしっかりとしたビジネスモデルを持ち合わせていることがあるように思います。

すなわち大阪大学では、これまで「地域に生き、世界にのびる」をモットーに、教育研究活動が行われてきました。その今日的な表現形式の1つとして、大阪大学発のベンチャービジネスのスキームが選択されるようになった、と言えるのではないでしょうか。教育研究者たちが自らの研究成果 を、ただ単にアカデミックな領域だけに留めるのではなく、製品・サービスの形で広く社会に便益をもたらそうとすることは、地域経済を活性化させるだけに留まらず、やがては世界における日本を強くアピールすることにも繋がります。

とは言うものの、ビジネスとして成功に導くには、解決していかなければいけない数多くの課題が待ち構えています。どこに市場のニーズがあるのか、競合する技術はないのか、どことアライアンスを組むのが適切か、知的財産の保護は十分か、資金調達人材確保に問題はないか、等々、これらの戦略的課題は、既に設立されている大阪大学発ベンチャーにおいても、今後設立されるものであっても、おそらく同様に直面することになろうか、と思われます。であれば、そうした課題と解決のノウハウを共有できる枠組が今必要ではないか、と我々は考えます。

幸い、我々には、産業界で既に活躍されている大学の卒業生、さらには大学発ベンチャービジネスを支援して下さる各種機関があります。あるいは又、将来的には自らが開発した技術をもとに、ベンチャービジネスを起こしたいと思っている企業家予備軍の在校生たちがいます。大学発のベンチャービジネスを中心に、このような個人・法人がネットワークを形成すれば、上記の課題の解決はもちろんのこと、大阪大学における産学連携・社会貢献の諸活動は今以上に活性化する、と考えています。

上記の考えを実現するために、我々は将来の大樹を目指す「青い銀杏の会」を設立いたします。「青い銀杏の会」は、大阪大学発のベンチャービジネスを中心に関係大学を含むさまざまなネットワークを創出します。

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